解体工事の見積り解説①~仮設工事費とは?養生や足場の費用をチェック!

解体工事の見積書を見ると、最初に「仮設工事費」という項目を目にすることが多いですが、「何の費用?」と疑問に感じる方も少なくありません。

解体工事における仮設工事費とは、建物を安全かつスムーズに解体するために必要な“準備費用”のことです。この記事では、その内容や相場、注意点をわかりやすく解説します。

仮設工事費とは?

仮設工事費とは、解体作業を行う準備作業にかかる費用です。

これには、足場の設置、養生シートの取り付け、仮囲い、近隣への配慮のための設備などが含まれます。これらはすべて、作業員の安全確保や粉じん・騒音の飛散防止、そして近隣トラブル回避のために不可欠な作業です。

仮設工事費の主な内訳

・仮囲いの設置

工事現場を囲うためのパネルやフェンスです。通行人や近隣住民の安全を守るために設置され、見た目にも配慮されることが多いです。ただし、ビルやマンションなど、比較的大型で頑丈な建物は必要となりますが、一般的な木造住宅では義務ではないため、費用のこともあって設置されることは稀です。

・足場の組立・解体

足場は高所作業や重機と連携した解体作業に必要になってきます。作業員の安全を確保する重要な役割を担っていますが、それ以外にも、防音・防塵のシートを張るためにも設置されます。足場の設置が義務と明記されているわけではありませんが、義務化されている事項を遵守するとなると足場の設置は必須です。

・養生工事

養生工事とは粉じんや飛散物などから周囲を守るためにシートを設置したり、重機を乗り入れる際の鉄板を敷くなど、工事中に周囲や対象物を守るために行う保護作業のことをいいます。隣家との距離が近い場合には、より丁寧な養生が求められます。

・近隣対応・安全設備

近隣への挨拶まわり、注意喚起の看板設置、夜間の保安灯設置など、トラブルを未然に防ぐための配慮も含まれることがあります。

仮設工事費の相場は?

費用は建物の大きさや立地条件(広さや通行量など)によって異なります。

住宅一軒あたりで見れば、仮設工事費の合計は10万〜30万円前後が相場です。

注意点

  • 狭小地や3階建て以上では、足場や養生が複雑になり、費用も高くなります。
  • 「仮設工事費一式」とだけ記載されている見積もりには注意し、内訳の明示を求めましょう
  • 騒音・粉じん対策が不十分な業者は、後のトラブルにもつながるため慎重に選びましょう。

まとめ

仮設工事費は、単なる準備費用ではなく、安心・安全な解体工事を進めるための土台となる費用です。 見積もりを比較する際は、金額だけでなく何が含まれているかにも注目しましょう。

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